最低限の子供室の大きさについて考える

間取りの豆知識
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新築住宅を建てる時や、フルスケルトンでリノベーションする際に迷う事の一つが子供室の大きさなのではないでしょうか?

私も今まで設計してきて様々な大きさの子供室を提案させて頂きました。

子供室7.5帖は、ほしいよね。と言う方。
子供室は小さくても良いとと言う方。
様々なお客様の考えがあります。

どの考えが当たりで、間違えと言うものではありません。

子供室はどのように使う?何をする場所?

子供室はどのような行動をするのでしょう?
整理をしていきます。

一つ目 おもちゃや、荷物、服を片付ける場所
二つ目 勉強
三つ目 寝る場所

では無いでしょうか?

行動に必要な家具・大きさ

衣服をかける収納・・・・W90cm×D50cm

勉強机・・・・W100cm×D70cm

シングルベット・・・・W100cm×H2000

家具を配置してみての結果

W2.2m×H2.7m=5.94㎡(3.69帖)

結果、約3.7帖になりました。

3.7帖と聞いて え~狭いよ!と思うかもしれませんが画像を見てみるとそうでもないのではないでしょうか?


他のパターン

ロフトベット

二段ベット

ロフトベットや2段ベットにして縦の空間を有効に活用できればさらに子供部屋は小さくできます。

実例

今回のレイアウトをしてみての結果は3.7帖となりましたが、子供の性別、年齢や趣味等の条件で必要な部屋の大きさは変わってきます。
何年後の子供の状況を言い当てられる人はいないと思いますので私は
「年齢と性別で整理したほうが想像がつきやすいですよ。」と提案させていただいています。

例1 子供2人 2歳(男)と5歳(男) 

・10歳くらいまでの間取り。家族皆の寝室として提案

小学生までは親と一緒に寝る家庭も多いのではないでしょうか?そのような場合には、家族皆の寝室としての提案です。

・キッズスペース中心の間取り

小学生の子供たちが遊ぶスペースが欲しい。と言うご家庭には2段ベットにしキッズスペースを広く取れる空間を提案。

・中学生からの間取り。

中学生からは受験等もあるので真ん中で仕切って別々の部屋へ

・立体的に考える

2.7m × 3.6m 6.0帖とは、よく洋室1つで考えがちですが、ベットを立体的に考えれば、子供部屋を2部屋に分けることも可能です。


子供部屋では何をしますか?
・寝る
・勉強する
・収納
単純に言えばこの3要素です。

ベットスペースが一番大きいので立体的に分けます。
部屋の天井高さが、2.7mあれば余裕が生まれます。

ベット下には収納BOXが入るように30cmの隙間をつくっています。

まとめ

実例を紹介させていただきましたが、兄弟が異性、子供の受験用、子供の趣味部屋、ピアノなどを置きたい、ダンスしたい等他にも条件は様々ですので、新築を建てる方や、フルスケルトンで間取りをはじめから考えられる方は、建築士や営業の方にご自身の家族の年齢、性別、趣味など細かく伝えれば色々提案してくれますのでご家族と話合うことが大切です。

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