照明の話-2 照明の種類 メリット・デメリット

設計のヒント
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前回ブログでは間接照明と蛍光灯のメリット・デメリットをお話しました。

今回は、お客様によく聞かれる照明の種類のメリット・デメリットについてお話します。

住宅や他の建築物でもそうですが、様々な部屋があり、使用用途によって照明を分類していきます。

照明選びの際はその特長を知っておくことでその部屋にあった最適な器具を選びやすくなりますので、紹介していきます。

照明の種類・適した部屋

シーリングライト

もっとも一般的なものとしてシーリングライトがあげられます。

誰でも見たことがあるのでは無いでしょうか?

このシーリングライトはメリットが多い為に色んな所に採用され、代表格の照明になっています。

シーリングライトのメリット

・部屋全体をまんべんなく照らせる。

・一室に一灯で明るく照らせるため、導入コストが抑えられる。

・天井に直付けなので、ほこりが溜まりにくい。

・誰でも知っている代表格の照明なので、デザインが豊富で選択肢が多い。

・選択肢が多いので、コストを落としたいならこの照明!

メリットが多い照明なので、迷ったらこの照明!

シーリングライトのデメリット

・形状がシンプルでデザイン性に欠ける。

・部屋の中心に設置する為、角は暗くなりがち。

・基本虫が入らないようには出来ているのですが、
いつの間にか入っている事がある。

手が届かないところに設置されているため、虫が入っても、そのままにしている家庭も多い。

ダウンライト

ダウンライトも、よく見る照明の一つでは無いでしょうか?

ダウンライトのメリット

・まず一番のメリットが、天井から張り出していないので、フラットでスッキリ見える。

・シンプルで他の照明器具などと違い、主張しない形状なので、どのようなインテリアでも合わせやすい。

・ホコリが溜まりにくい。掃除が楽。

ダウンライトでも照明の広がり方にタイプがあります。

・集光タイプ 照らしたい場所のみを照らせる。

・拡散タイプ 広い範囲を照らすため光が柔らかく見える。

ダウンライトのデメリット

・照明が切れた時は本体ごとの交換が必要

・ダウンライトは1つの照明では全体を照らすことが出来ないため複数個使用しないといけません。
リビングのような大きな空間を影も無く照らそうとすると、器具個数も多くなるため費用がかかります。

・使用個数が多い為、素人ではレイアウトを考えるのが難しい。

・使用個数が多い為見方によっては逆モグラ叩きみたいに見える。モグラが出てきそうと想像するのは僕だけかな?


ダウンライトはよく配置で使用するのですが、配置はとても難しいです。

ダサいパターン-1 
ダウンライトで部屋全体を明るくしようと、等間隔で全体に配置する。これこそ無限モグラ叩き!

ダサいパターン-2 
ダウンライトの間隔を空ける。
見る人によっては何も思わないが、おしゃれには見えない。

正解例とは言わないですが、集合させて配置したほうがオシャレ感はでます。


ダウンライトは、リビング等の大空間で全体を明るくするのには向きません。

トイレや、玄関などの小さい部屋に1つ配置が最も適した配置だと個人的には思います。

また、あまり主張しない照明なので、置物に注目がいくように配置をするのにも向きます

ダクトレール + スポットライト

ダクトレールとは天井に取り付けるレールの器具です。
スポットライトやペンダントライト等を後から取り付け使用します。

ダクトレールのメリット

・陰影をつけられ空間にメリハリが出しやすい。
・照明器具を複数個取り付けられる。
・光量が足りない場合は追加できる。
・光の向きを変えられ多方向へ光を当てることが出来る。
・吊り下げ金物などで軽い植栽や物を吊り下げることが出来る。

ダクトレールデメリット

・光量が弱い為、メイン照明としては使用しずらい。
・スポットライト部分にホコリが溜まる。天井付近にあるので掃除しずらい。

シーリングファン

シーリングファンとは分かりやすく言うと、天井面に取り付ける扇風機。

シーリングファンのメリット

・部屋の空気を循環してくれ、室内温度が均等に保ち、冷暖房の危機を良くする。
・風の向きを上向き、下向きに切り替えられる。
・夏 冷気は下に溜まる 下向きの風で冷気を舞い上がらせる。
・冬 暖気は上に溜まる 上向きの風で暖気を下降させる。
・照明付きのものもあるので、メイン照明としても使える。

シーリングファンのデメリット

・低い天井に取り付けた場合は圧迫感がある。
・ファン部分にホコリが溜まり、掃除がめんどくさい。
・モーター音が気になる場合がある。

ペンダントライト

ペンダントライトとは天井から、ぶら下がる形の照明。
ダイニングテーブルの上に使用されることが多いです。

ペンダントライトのメリット

・デザイン性が高い。選べるデザインが多い。
・おしゃれな空間に見える。
・部屋のインテリア的な照明。

ペンダントライトのデメリット

・光量が弱い為、複数個必要。
・メイン照明では使えない。
・照明の上部分にホコリが溜まる。
・ぶら下がる照明の為、テーブルやカウンターの上等、つける場所が限られている。

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