ローコスト住宅は勧めない理由-②:その後の生活を考える 床・壁・天井 編

sukeのひとり言
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1. 床下、天井懐が取られないことが多い

ローコスト住宅では、建築コストを抑えるために床・天井・壁の下地材を省くことが多いです。仕上材を省くと駆体との間に隙間ないため、以下のような問題がおこる場合があります。

  • メンテナンスの難しさ: 床下の空間が狭いと、配管や電気配線の点検や修理が困難になります。これにより、将来的なメンテナンスコストが増加する可能性があります。
  • 空気循環の不良: 床下や天井の空間が狭いと、空気の循環が悪くなり、湿気がこもりやすくなります。これがカビやダニの発生を誘発する原因となります。

2. 床がコンクリートに直張り→結露の誘発

床がコンクリートに直接張られている場合、以下の問題が発生することがあります。

  • 結露の発生: コンクリートは温度差によって結露が発生しやすい材料です。直張りの床はその影響を受けやすく、特に冬場に結露が発生しやすくなります。
  • 健康への影響: 結露によってカビが発生し、それがアレルギーや呼吸器疾患の原因となることがあります。

3. 壁の下地が無く、仕上げが無い→夏は暑い、結露の誘発

ローコスト住宅では、壁の下地や仕上げを省くことが多いです。これにより、以下の問題が発生します。

  • 断熱性能の低下: 壁の下地が無いと駆体との間に空気層がなくなるため、太陽で熱せられた駆体の放熱の影響で室内の温度管理が難しくなります。夏は室内が暑くなりがちです。
  • 結露の発生: 壁の断熱性能が低いため、温度差による結露が発生しやすくなります。

4. 天井の下地が無く、空気層が無い→夏は暑い、結露の誘発

天井の下地や空気層が確保されていない場合、以下の問題が生じます。

  • 断熱効果の低下: 天井に空気層が無いと、熱が直接室内に伝わりやすくなります。これにより、夏は室内が非常に暑くなります。
  • 結露の発生: 温度差による結露が天井でも発生し、カビの発生や天井材の劣化を招きます。

まとめ

ローコスト住宅は初期費用を抑えることができますが、断熱性能や空気循環の面で多くの問題を抱えています。これらの問題は、長期的には健康やメンテナンスコストの増加につながります。将来的な生活の質を考えると、多少の追加費用をかけてでも、しっかりとした断熱性や空気循環の確保された住宅を選ぶことが賢明です。

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