沖縄は台風が多く、耐久性や防災対策が重要です。以下に、沖縄特有の事情を考慮したケチって後悔するものをまとめました。
構造体
沖縄では鉄筋コンクリート構造が一般的ですが、これだけが優れているわけではありません。重要なのは、適切な構造計算を行い、建物の耐久性や安全性を確保することです。構造計算を怠ると、建物の安全性に大きなリスクが生じます。鉄筋コンクリートの1階建てや、木造2階建てまでは構造計算は義務ではないですので注意が必要です。(2025年より法改正があり、木造は構造計算義務化になります。)
窓ガラスとサッシ
強化ガラスを使うことも重要ですが、窓の面積を小さくする事も効果的です。これにより構造が強化され、省エネ効果も高まります。大きな窓は強風に弱く、エネルギー効率も悪くなりがちです。
外壁材
耐久性が高く、潮風に強い外壁材が求められます。劣化しやすい材料を選ぶと、頻繁なメンテナンスが必要になります。
屋根材と防水工事
台風による雨漏り対策として、耐風性の高い屋根材としっかりした防水工事が重要です。これをケチると、雨漏りや構造体の腐食につながります。
基礎工事
強固な地盤と耐久性のある基礎工事は、建物の安定性を保つために必須です。基礎をケチると、沈下や傾きのリスクがあります。
断熱材
沖縄の暑い気候に対応するため、高性能な断熱材が必要です。断熱材をケチると、室内温度の管理が難しくなり、冷房費用が増加します。
台風対策設備
台風時に窓やドアを保護するため、強化された窓枠や防水対策が必要です。シャッターは省いても、窓自体の強度を高めることが重要です。
換気設備
沖縄の湿度対策として、効果的な換気設備が重要です。特に壁付の除湿機を設置することで、カビや結露の問題を防ぐことができます。
無垢材のフローリング
見た目や質感、耐久性の面で優れており、長期的に見て価値があります。無垢材はケアが必要ですが、その分美しさが長持ちします。
外構工事
台風対策として、耐久性のあるフェンスやしっかりとした排水設備が求められます。これを省くと、庭が荒れたり水害のリスクが高まります。
まとめ
これらの要素をケチると、長期的には多くのメンテナンス費用やリスクが発生し、住まいの安全性や快適性が大きく損なわれます。沖縄特有の気候や環境に適した設計を心がけることが重要です。
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