新しい住まいを選ぶ際、多くの人が疑問に思っている事は、
「持ち家」と「賃貸住宅」どちらが良いの?
では無いでしょうか?
新しい住まいを探す際、多くの人が決断する難しい決断の一つが、新築住宅を購入するか、賃貸住宅に住むかということです。この記事では、新築住宅と賃貸住宅を比較し、あなたのニーズや状況に合った選択をする際に考慮すべきポイントを探ります。
新築住宅:メリットとデメリット
メリット
1.新しいさと快適さ
新築住宅は、建物や設備が新しいため、快適さや品質に優れています。壁や床、キッチン、バスルームなど、すべてが新しいため、修繕や改装の必要はありません。
2.自由にカスタマイズの幅が広がる
新築住宅を購入すると、自分の好みに合わせてカスタマイズできる事があります。
例えばキッチンのカウンター、トップの素材など、自分の理想の配色等を指定することが出来ます。
更に自由設計だと、間取りや内装、至るところまで自由に造っていく事が出来ます。
3. ローンが終われば払わなくて良くなる
持ち家は住宅ローンが終われば、家に対してお金はかからなくなります。
また、住宅ローンを組む時に団体信用生命保険(通称:ダンシン)に入ります。もし、住宅ローンを返済する旦那様がお亡くなりになられたり、重度の障害をおわれ返済不能になった場合は、それ以降の住宅ローンの返済は無くなります。
4. 長期的な投資として考える
新築住宅は資産価値が比較的安定しており、将来お金に困った時などは、売却などをして資金に変える事が出来ます。例えば、40年住んでいて家に価値は付かなくとも、家が建っている土地には確実に価値は残ります。30歳に家購入→60歳に売却して、資金に変えて賃貸に住む事も出来ます。
積み立て貯金みたいなものです。
5. 国からお金がもらえる住宅ローン減税がある。
新築の場合は住宅・マンションに関わらず住宅ローン減税 と言うものが使えます。
これは、住宅を造った方限定で国が10年間お金を上げますよ! と言う制度なので10年間はお金を支援してもらいながら建物に住めるので、その10年間だけは確実に賃貸住宅よりメリットがあります。
個人的には減税がうけられる10年間だけ住んで売るのもアリだと思います。
デメリット
1. 初期コストが高い
新築住宅は、建設コストや不動産取得税など、高い初期コストがかかります。頭金やローンの支払いが必要です。
2. 費用の維持と責任
自己所有の住宅は、修繕やメンテナンスに負担がかかるため、予期せぬ出費が発生する可能性があります。
3.賃貸のように簡単に引っ越しはできない
もし、なんらかの理由で引っ越したくなった場合は売買するのに時間がかかってしまうため、賃貸の様に簡単に引っ越しすることはできません。ただ、資産価値が高い人気のあるエリアにある場合はすぐ買い手が見つかりますので、将来何があるかは分からないので、土地の選ぶ場所は重要です。
賃貸住宅:メリットとデメリット
メリット
1. 柔軟性と移動の自由
賃貸住宅では、契約期間が短く、引っ越しも比較的簡単です。仕事の転勤やライフスタイルの変化に対応しやすいです。
2.初期コストが低い
新築住宅に比べて、賃貸住宅の初期コストは安く抑えられます。敷金や礼金、仲介手数料が発生することがありますが家賃1~3カ月程度です。
3.維持管理の手間は無い。
賃貸住宅では、一般的に修繕などの責任は、大家さんや不動産管理会社が維持管理します。
デメリット
1. 資産は積みあがらない
賃貸住宅は家を所有していないため、将来の資産にはなりません。
2. 家賃は一生
持ち家は住宅ローンが終われば払う必要は無くなりますが、賃貸住宅は家賃を一生払い続けなければいけません。保険で言うと掛け捨てみたいな感覚です。
3. 賃貸ならではの不自由
賃貸住宅は、何世帯の人が一つの建物に住む為、その建物内でのルールなど、契約条件に従わなければいけないことがあります。近隣への騒音に配慮しなければならない、ペットが飼えない、内装・外装を変えられない、傷をつけれない など、 賃貸住宅のルールの中で生活しなければなりません。
どちらがあなたに合うか?
新築住宅と賃貸住宅、それぞれに魅力的な特徴があります。 最終的な選択は、あなたの個人的なニーズ、ライフスタイル、そして将来の計画によりますので、あなたに合わせた選択を見つけてみましょう。
まとめ 賃貸に向いている人
・ライフプランに不確定な要素が多い
・色んな所に住んでみたい。将来的には外国へ移住したい。
・建物の維持管理、DIYなど、全くする気がしない。
・住宅のローンなど長期的な事を考えたくない。
・特に家には興味が無い。
まとめ 持ち家に向いている人
・職業を変えるつもりは無い。
定年まで安定した収入が見込める。
・老後の住居費を軽減したい。
・DIYが好き。
・草むしり、外壁の掃除など、ちょっとしたメンテナンスはやる。
(これが維持管理では一番重要です。自分で直せなくても建物の異常に早期に気づく事ができます。)
・何より自分の城を持ちたい!
これに尽きるかもしれません。
最終的な決断は慎重に行うべきです。建築士や不動産の専門家と相談し、あなたの状況に合わせた最適な選択を見ましょう。新しい住まいで素晴らしい生活のための第一歩です。
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