設計事務所に頼むと高くなる?

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住宅を建てる際に、「設計事務所に頼むと高くなります」という意見がありますが、本当にその通りなのでしょうか? 実際には、建築を依頼する際の選択肢にはハウスメーカー、工務店、設計事務所の3つがあり、それぞれに特徴とメリット、デメリットがあります。以下では、それぞれの選択肢について詳しく見ていきましょう。

注文住宅を建てる際には入口は3つある


まず住宅を造る際、入口は大きく分けて3種類あります。それぞれで考えてみます。

①ハウスメーカーに依頼
②地域の工務店へ依頼
③設計事務所へ依頼

①ハウスメーカーに依頼 特徴・メリット・デメリット

特徴

ハウスメーカーは全国展開しており、CMや広告で打っている有名な企業の事です。そのため、安心感やブランド価値を求める人に向いています。ハウスメーカーの特徴やメリット、デメリットは次の通りです。

メリット

・工期が短い(平均で3~4か月)
・大手ならではの安心感
・新しい工法、独自技術の開発
・ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に対応
・アフターサービスが充実

デメリット

・建築費が高い
・設計の自由度が低い(セミオーダー)
工場での同じ規格の部材を大量生産で作り組み合わせていくため、フルオーダーは出来ない。
出来たとしても特注品として部材をつくるので建築費が上がる。
・住宅仕様が決まっている。違う仕様にする場合、オーダーと言う事でコストUPになる。
・変形地や狭小地は非対応、もしくは割高
・ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)が標準仕様になっている場合があり、ZEHにしたくない人にとっては、不必要にコストが上がる。

②地域工務店へ依頼 特徴・メリット・デメリット

特徴

地域工務店は、地域密着型の建築会社であり、建築費を抑えつつ自由度の高い設計が可能です。特徴やメリット、デメリットは以下の通りです。

メリット

・建築費が大手に比べて安い
・ハウスメーカーよりは、少し設計の自由度が高い(住宅仕様が、ある程度決まっている)
・ハウスメーカーよりは建築費が抑えられる場合がある。(※セミオーダーの場合)
・気候、風土に適した施工ができる

デメリット

・ある程度の住宅仕様が決まっている為、違う仕様にする場合コストUPになる可能性がある。
・施工の精度が各社それぞれで、当たり外れが大きい。
・設計や提案力が各社それぞれ、当たり外れが大きい。
・経営の安定度がわかりづらい、当たり外れが大きい。


※当たり外れが大きい。とは?

当たりの業者なら?

コスト、デザイン、施工品質、対応も含め総合的に良く、そういう工務店でお願いできれば一番良い。

外れの業者なら?
施工品質が悪い
・現場監督が建築の素人の可能性あり。
お客様の目から見ても、あきらかな施工上の問題が見つけることができる。
施工上の問題ヵ所を直すように指示しても対応してくれない。
言った言わない問題、責任のなすり付け等

裁判沙汰まで問題が大きくなるおそれがあります。

素人では当たりはずれは分からない。

③設計事務所へ依頼 特徴・メリット・デメリット

特徴

設計事務所は、建築設計に特化した専門家が集まる場所です。自由度の高い設計、高い設計力、品質管理を求められる方に向いています。以下が設計事務所の特徴やメリット、デメリットです。

メリット

・高い設計力やデザイン性が求められる場合に適している。
・完全な自由設計(フルオーダー)
・気候、風土に適した施工ができる
・狭い土地や変形地など、難しい敷地に対応可能です。
・建築費を抑えながらも、予算内で理想の住宅を実現できる。基本は、お客様の希望予算内で建てれるように提案。
・建築業者とは別の会社の為、第三者の立場からの品質管理をする為、欠陥住宅になりにくい。手抜き工事をふせぎやすい。

デメリット

・完全な自由設計の為、住宅の設備、工法、内装材、色・・・etc 全てお客様が自由に決める事が出来ます。決めることが多い為、打合せには時間が必要(2週に1回の打合せを3カ月~半年間くらい)その出来上がった図面をもって、施工会社へ見積りを出すまでちゃんとした値段が分からない。
・数社の施工会社へ図面を提出し、見積りを比較検討していくので時間がかかる。
・設計監理料が必要

まとめ

ハウスメーカーが向いている人

・大手の安心感がほしい
・ブランド
・工期が早いほうが良い
・お金が高くてもZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)など地球のエコの為に対応させたい

工務店が向いている人

・出来るだけ自由設計をしたい
・大手よりは建築費を抑えたい
・デザイン、ブランドなどにはあまりこだわりがなく、建築価格重視。
・信用できる工務店の知り合いがいる。又は、ご自分に建築の知識があり、自分の目で工事の中身をチェックできる。

設計事務所が向いている人

・自由設計をしたい(フルオーダー)
・時間はかかっても、予算内で出来る限り住宅のデザイン、仕様などにこだわりたい、話を聞きたい
・敷地が変形地や高低差があり設計の難易度が必要な敷地に建てようとしている。
・設計事務所は建築業者とは別の第三者の立場から品質管理を行うため、建築の安全性や品質に関しても安心感を持つことができます。


ハウスメーカーや、建築会社は設計料無料!などと言う会社も少なくありません。

本当に無料でしょうか?


設計士がいなければ建物を計画したり、役所へ届け出をすることはできません。
ハウスメーカー、工務店どこにお願いするとしても設計士はいるのです。

また、ハウスメーカーを例にして言うと、TVCM、ネットの広告料は、どこから出ているのでしょうか?

営業マンの給料は、どこから出ているのでしょうか?

回りまわって、お客様から頂いた建築費の一部から出ています。

会社的には受注を取ってくるプロは必要ですが、
家を建てるお客さんにとって、営業マンは建物を建てるために必要でしょうか?


ハウスメーカーの建築費は同じパーツを大量生産でつくり、安くなるはずですが、実際は広告料、営業費も含んでいるので高くなります。

設計事務所には主に設計士(建築士)で構成されており、営業費も広告費も、ほとんどかかりません。

設計事務所は、第三者としての工事監理料はかかりますが、お客様の立場で図面通りに工事がちゃんとなされているか?施工ミスがないか?など、随時確認していくことにより、欠陥住宅になりにくい。手抜き工事をふせぎやすいです。

もし、建築会社が安い建築資材を使用して建築費を下げようとしたり、手抜きをしてる所は素人のお客様は見抜けるでしょぅか?

また、素人のお客様にたいして、専門用語で言われてもわかりません。

設計者が建築会社との間に入って、プロの目線で打合せを任せられる為、安心して任せられます。

考え方にもよりますが、
予算内のデザインが出来て、第三者目線での工事監理に入ってもらい、安心を買うと言う意味では設計料も高くはないと思います。


もし、設計事務所に興味を持ち、話を聞いてみたいな!と思ったら設計事務所の選び方の記事もアップしているので、ヒントになっていただければ幸いです。

私たちが大切にしていること 家族の未来を見据えた理想の住まいを

私たちの設計事務所では、デザインだけでなく、家族の生活を中心に考えた家づくりを心がけています。

  1. 無駄のない選択: お客様のご要望をしっかりとお聞きし、本当に必要なものだけを取り入れたシンプルで機能的な設計を行います。
  2. 生活スタイルに合わせたデザイン: 家族それぞれの生活スタイルを尊重し、その声を反映させたデザインを提供します。
  3. 子どもと親の視点を考慮: 子どもたちや親の実年齢を考え、安全で使いやすい空間を設計します。
  4. 趣味を引き立たせる: 家族の趣味やライフスタイルを引き立たせるデザインを提案し、個性豊かな住まいを実現します。
  5. 将来性と可変性: 将来のライフステージに合わせて柔軟に対応できる設計を心がけ、長く安心して住める家を提供します。
  6. 耐震性と省エネ性: 高い耐震性と省エネ性を兼ね備えた、安全で環境に優しい住まいを提供します。
  7. 二世帯住宅の専門知識: 二世帯住宅の設計も得意としており、家族全員が快適に暮らせる空間を提供します。
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